カジノでは、ポーカーやルーレットなどほぼ全てのテーブルゲームで現金の代わりに「チップ」を使って楽しみます。
サービスの際に渡すチップと分けるために「カジノチップ」とも呼ばれています。
スロットなど現金をそのまま使用するゲームもありますが、そもそもカジノではなぜ現金ではなくチップを使うのでしょうか?
カジノでチップが使われる理由
カジノのチップは、主に「ディーラー」がいるゲームで使われる道具で、ベットする際、現金の代わりに使うものです。
基本的に現金とは等価で交換され、手数料などもかかりません。
カジノでチップが使われる理由は主に
- お金を賭けるハードルを下げるため
- ベット金額の計算を簡単にするため
- 防犯対策
それぞれ詳しく解説していきます。
お金を賭けるハードルを下げるため
現金をそのまま賭けに使うことに心理的な抵抗を抱く人も少なくありません。
せっかく楽しい気持ちでカジノへ来たのに、お財布の中をいちいち開き、いざ現金を見るなり「あんまり使わないようにしよう」「もうこんなに使ったのか」など楽しくプレイできなくなる可能性があります。
カジノ側はカラフルでおしゃれなチップを現金の代わりに用意しておくことで、賭けるための心理的なハードルを軽減するのに使用しています。
ベッド金額の計算を簡単にするため
二つ目の理由はゲームを仕切るディーラーが、チップの勘定や計算を行いやすくするためです。
ディーラーは一度ゲームで複数のお客さんを相手にし、ゲームを進めてます。
カラフルで文字が大きく書かれたチップを使うことで素早く、正確にディーラーが計算できるようになります。
ゲームの進行をスムーズに、ベッド金額の計算間違いを防ぐような合理的な考えが施されています。
防犯対策
ゲームをする際にいちいち現金を出し入れしていますと、やはり金銭的なトラブルなどが起こりやすく、
また、ディーラー側もゲームの度に現金が本物かどうかを確認しなければなりません。
そこでチップを使えば、現金とチップを交換する時だけの確認で済むため、さまざま手間を省くこともできます。
カジノチップの種類
ゲームテーブルやカウンターで、現金からカジノチップへ交換後、よく見るとチップのデザインが金額が色ごとに違うことがわかります。
世界中のカジノでそれぞれチップのデザインや色、質感などが異なりますが、
ラスベガスのカジノでは以下の金額と色のカジノチップになります。
- 1ドル:ブルー、ホワイト、グレー
- 5ドル:レッド
- 25ドル:グリーン
- 100ドル:ブラック
- 500ドル:パープル、ピンク
- 1,000ドル:イエロー
- 5,000ドル:ブラウン
- 25,000ドル:オレンジ
まとめ
今回はカジノチップの種類や使い方などを紹介、解説させていただきました。
カジノ側は、さまざまのことを考えてカジノチップ方式を採用しています。